空手道・専門家に贈る/江上茂/限定1000部/本論・実技・型/在学時より松濤館に入門して松濤・船越義珍に師事し空手道の修行に励む

商品説明
空手道・専門家に贈る/江上茂/限定1000部/本論・実技・型/在学時より松濤館に入門して松濤・船越義珍に師事し空手道の修行に励む

1970年 536P 限定1000部 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。

空手道に期す
空手道は元米秘術なりし為め、其の淵源も、沿革も詳細ならず。為 に、教導せる師の伝えたる型、或は思想により、先ず流儀別る。後、 終戦後の空手道流行に伴いて、各々派を立て、流をなす。其の本質又 何処にありやを知らず。利害関係又伴う。 真に斯道を志す者、先ず真理を究めんとするの法たるべし。
今日、空手道の複雑にして、多岐に別れたる、諸流、諸派。何れも 武道、武術の域を出ず。剰えスポーツ化の傾向も又盛んなり。
茲に於て、我が日本の、旧き伝統を持つ、平法としての空手道たる べく、研修せんことを期するものなり。


江上茂(えがみ しげる)
大正元(1912)年、福岡県に生まれる。 昭和6(1931) 年、早稲田大学に入学と 同時に空手研究会に入会し、部創立に寄 与する。在学時より松濤館に入門して松 港・船越義珍に師事し、空手道の修行 に励む。昭和 13 (1938)年、松濤館段 級位審査員となる。その後、陸軍中野学 校の武道教官として招聘される。第二 世界大戦後しばらくして、船越義珍の師範代となり、早稲田大学空手部監督、同 大正課体育講師を勤めた。その後、学 習院、東邦、中央など、各大学の師範を 歴任する。また、東急道場、富士通、 日本ビクター、都庁など、各実業団空手 部の指導と国内各地方支部の育成を行 う。さらに、海外にも支部を作って斯道 の普及に努め、現在数多くの門下生が世 界各地で活躍している。

昭和 50(1975)年、師匠船越義珍翁(昭 和 32 (1957年)没)の遺言に従い、 廣西元信理事長らと共に、戦災で焼失し た日本空手道松濤會本部道場・松濤館 を東京芝浦(現在は東京菊川に移転) に再建し、同時にその館長に推挙される。 昭和 56 (1981 年)1月8日没。法名松 濤院釋茂勲遊行居士。


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